強く押せばコリは取れるとか、強く押されないと意味がないとか思っている方が多いと思いますが、それは大いなる間違いです。

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強く押しても良いことはないです

お客様の中には痛いくらい強く押してもらわないとほぐれた気がしないとか、麻痺しているのか強く押しても感じない方々がいます。施術する側も強く押さないとコリはとれないと思っている方もいます。「これでもか〜」とめいいっぱい力を込めて押すのは、施術する方も受ける方もどちらにとっても良いことではありません。

施術する側はただただ疲れるだけ、この後も他のお客様を施術しなければいけないのにこの方に体力を奪われるのです。受ける側は筋肉が傷ついて後から痛みが出たりします。しかしその痛みが効いたと思って満足している方もいます。そう言う方は針とかお灸をお勧めします。

硬い人をほぐす時

体重をかけてゆっくり時間をかけて押していると大抵のコリは取れるものです。専門用語でいうと「持続圧」です。しかし時間の制限もありますし、コリが取れない強者も大勢います。そういう人は白旗あげて諦めましょう。

とは言っても逃げられないので、それなりの対策を講じます。まずこのような方々はリンパが詰まっていることが多いので、まずリンパの流れを良くしてからほぐした方が気持ちほぐれてくれます。中には面白いように一気にほぐれる場合もあります。首や鎖骨のリンパをほぐす時は、動脈を押さないように細心の注意が必要です。

リラクゼーションサロンはリラックスさせて癒すことが本来の目的です。コリは取れなくとも、強く押さないで一定のゆったりとしたリズムで施術するだけでも気持ち良いものです。

まとめ

国民生活センターにも被害報告が年々増えているので、「強い施術は危険です!」と、施術する側と受ける側両方に知ってもらいたいです。