固い人をほぐした後にすぐ別のお客様をほぐす時や、もう何人ものお客様を施術して親指が疲れ果ててしまっても、次のお客様が来た時には、施術しなければいけない時があります。そのような時は、肘も使って施術した方が良いです。

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肘を使うメリット

肘は指よりも強く押せますし、マッサージする方としてはそれほど疲れないので楽です。指と肘を上手く使い分けることで、より多くの接客ができるので収入アップにつながります。
肘はうまく使うことができれば、首以外全ての部位で使用できます。首はデリケートなので肘だと怖いです。主に背骨の周りをほぐすシメージがありますが、肩、肩甲骨周りお尻などをほぐせます。

肘でのマッサージの仕方

腕を90度に曲げた肘を立てない状態で、体重を肘に乗せ押していきます。いきなり肘を立てて押すのは痛いかもしれませんのでやらない方が良いです。腕を立てないで、ただ体重を乗せるだけでも気持ちいいんです。しばらくしてから肘を少しずつ立たせていきます。この時にお客様に痛くないか聞きながらやるとこちらも安心できます。

一通り押終えてからコリが取れたか指でチェックします。肘ではコリが取れたかよくわからないので。もしコリが取れていなければ肘や指でコリを取ります。

肘を使ったマッサージの注意点

骨を押さないこと

肘は強く押すことができる反面感覚が鈍いので、骨を押してしまう危険性があります。肘で骨を押すとものすごく痛いのでお客様に怒られることもあるため注意が必要です。 肘を使うのに慣れない間は、もう片方の手の親指か人差し指を骨の上に置いて骨をガードしてあげます。肘はもう片方の親指と人差し指の間で押すようにすれば骨を押さずに済みます。

腰痛に注意

肘を使うと姿勢が前かがみになるため、腰に負担がかかります。肘で押している間は気づかないですが、押すのが終わって姿勢を元に戻そうとすると腰が痛いのに気づいて、「う〜!」となることがあります。色々姿勢を変えて肘を使った方が良いと思います。

まとめ

肘を使った施術ができれば、指の負担も減って多くのお客様をほぐせますので日頃から練習しておきましょう。 お客様の中には肘を使う施術が嫌いな人もいますので、その時は肘を使うのはやめましょう。